第七篇 変革の序曲

U 水の証
著者:shauna


 「そうか・・逃げられてしまったか・・・」
 一度、シュピアの研究室に戻ってきたロビンとサーラはシュピアに現状を報告し、謝罪する。
 「本当にすみませんでした。あれほどの情報を貰って、あそこまで追い詰めておきながら逃げられてしまうなんて・・・完全に僕の失態です。」
 「いやいや・・気にしなくていいよ。おそらく、彼女はまだこの町に居るだろうしね・・。今リア君に再調査をお願いしたところだよ。おそらく数日中には彼らの新しい潜伏先が判明するだろう。さて、サーラ君。」

 「あ!!ハイ!!」
 この人ホントにいい人だな〜と感じ、感心し切っていた時にいきなり話しかけられ、サーラが撥ねる。
 「どうだったね?初対面の“幻影の白孔雀”の感想は?」
 「・・・最初・・・正直、油断しきってました。だって、本当に綺麗で可愛くて・・・この人が人を殺すようには見えなかったから・・・でも、顔を合わせて、言葉を交わして、すぐに感じたあの殺気・・・あれを感じた途端にすぐわかりました。この人はプロだって・・・体の中を突き抜けるようなあの殺気はたぶん二度と忘れません。とにかく息苦しくて・・・その場に居たくないっていうか・・・冷汗が止まらなかったです。そして、いざ戦ってみると、一分の隙もない魔法の使い方・・・こちらの攻撃を受けても一切怯まない精神力、そして、彼女が使った聞いた事もない魔法言語・・・正直、弱点聞いて無ければ、殺されてたと思います。・・・いいえ、彼女は遊んでました。致命傷となる可能性のある頭部や体への攻撃は一切せず、足や腕ばかりを狙ったり、こちらの動きを止める魔法ばかり使っていた。おそらくは私達を捕まえたかったんだと思います。」

 「ほう? 何が目的でかね? 」
 
 「それは・・・」
 「おそらく例の“水の証”という宝石が狙いだったんだと思います。きっと魔道学会ならその所在を知っていると思っているのではないでしょうか?」
 サーラの代わりにロビンが応える。
 「なるほどな・・・。」
 シュピアもそれに納得したように頷いた。
 
 間・・・

 「あの・・・一つ聞いてもいいですか?」
 サーラの問いかけにシュピアが「ん?何だね?」と反応した。
 
 「“水の証”ってどんな物なんですか?」

 その質問にしばし、シュピアは黙ったままだった。

     
       ※   ※       ※


 ラズライト・ホテルズのスイートルーム。
 2人はそこに潜伏していた。幻影の白孔雀を語る2人組の泥棒。クロノとリオンである。
 
 「“水の証”ってのは、大体拳ぐらいの大きさの宝石だ。」
 
 リオンの水の証についての質問にクロノはそう続けた。

 「ダイヤモンドより硬い球体状をした宝石でな・・・7色に光輝くその様はまさしく至高の逸品としか言いようのない代物らしい。」

 「確かにそれはすごいけど・・・でも、本当にそれだけなの?」
 「お前は宝石さえ手に入ればそれでいいのだろう?」
 目を細めるクロノ。その彼に寄り添うように体を寄せて艶めかしくリオンが聞く。
 「フフッ・・・イジワル言わないの。あなたが欲しがってるってことは相当すごい代物なんでしょ?」
 「フッ目ざといな・・・」
 クロノが思わず笑みをこぼした。
 「そう・・あれは普通の宝石ではないのだ。」
 「普通じゃない?」
 「ああ・・・」
 「どの辺りが?」
 リオンの問いにクロノは意地悪な微笑みを強める。
 「もう!!カッコつけずに教えてよ!!」

 「内部に魔力をため込むことが出来る宝石なのさ・・・」

 「内部に魔力をため込む?」
 リオンが首を傾げる。
 「そう・・大気を舞う微量な魔力。それを微量ずつ取り込み、特殊な構造で無限に屈折させ続けることでその内部に魔力を半永久的に保存できる魔法石。そして、現在・・・水の証は約4000年分の魔力をため込んでいるとされている。」
 「・・・それって!!」
 「そう。その魔力があれば、これまでのセコイ泥棒とはおさらばだ。無限の魔力を使いまくって、もっと大きな仕事が出来る。今までのように銀行の地下金庫に眠る宝物なんて目じゃない。望むならBOL(バンク・オブ・ラズライト)丸ごと盗むことだって夢じゃない。それに、裏ルートで捌けば人生7回ぐらい遊べるぐらいの金が手に入る。」
 「そんなに稼いでどうする気?」
 「そうだな・・・城でも買うか・・・」
 「“国”でもいいわよ。」
 明かりの消えた暗闇で水晶板に浮かび上がるこの町の見取り図を見ながら、2人はさらに笑みを強めた。


     ※     ※          ※


 ファルカスとサーラが戦ってから3日後。

 舞台は変わって、壁を抜けた先にあるオボロの管理する庭。ここは聖蒼貴族が管理する故に「皇族の庭園(ロイヤルガーデン)」と呼ばれている。
 あの後、シャワーを浴びて完全に体を拭き、ゆっくり休むことで魔力を取り戻したシルフィリアはファルカスはもちろん、オボロとそしてハクも連れて森の中のある場所を目指していた。
 
 「なあ・・どこまで歩くんだよ・・・」
 「もう少しです。」
 
 このやりとりをしたのはもう何度目だろうか?
 流石のファルカスにも疲れが見え始める。
 歩いた時間はわずか30分程であるが、進んでいるのは道なき道だ。
 ほとんど手入れのされていないまるで原生林のような場所を掻き分けながら2人はひたすら一歩一歩進んで行く。
 次第にへばって行くファルカス。
 ってか何でシルフィリアはあんなピンピンしてるんだ?
 自分と同じ距離を歩いてるはずなのに・・・
 魔法で身体能力や持久力を飛躍的に上げていることなど露も知らないファルカスは疲れ果てて段々と会話が少なくなってきた。
 「オオォオォオン?」
 大きな黒い狐“オボロ“が心配そうにファルカスの顔を覗き込む。
 「『乗りますか?』だそうですよ?」
 シルフィリアの肩に乗ったセイミー(猫形体)が通訳してくれた。
 「クゥウゥン・・・」
 今度はファルカスの肩に乗ったハクが鳴く。
 「『乗った方がいいかも?』だそうです。」
 セイミーの声にちょっと乗っちゃおうかと考えたりもしたが前を悠々と歩くシルフィリアを見ていると男の意地が先に出る。
 「ありがとう。でももう少し頑張る。」
 一歩一歩を踏みしめてファルカスはひたすら先に行くシルフィリアの後を付いて行った。
 
 


 「ハイ。ゴールです。お疲れ様。」
 
 

 その声を聞いたのはそれから十分後のことだった。
 その場にへばり込むファルカス。本気で疲れた・・・いや、ってか足が痛い。しばらく歩きたくはない気分だった。
 シルフィリアに差し出された竹筒の水を一気に飲み干し、ファルカスはやっと頭を上げる。
 「・・・・おぉ・・・」
 目の前にあったのはため息モノの光景だった。
 それは荒れ果てた神殿だった。かつては荘厳な佇まいだったのだろうが、地震で崩れてしまったのだろうか? 今はその影も見ることはできない。それなのに、木々の間から木漏れ日が差しているせいか、その神殿はどこか神々しく、近寄りがたい雰囲気があった。
 
 「こちらです。」
 
 シルフィリアに言われるがままにファルカスは神殿の中へと進んで行く。その道中はまるでアスレチックのようにいくつもの崩れた外壁を超えたり、倒れた柱の上を通らなければならなかった。
 そして、壊れた大きな扉の間を潜るようにして抜け、2人は少し開けた場所に出る。
 
 中庭だった。

 いや、違う。神殿言った方が正確かもしれない。元々は祭壇があったのだろう。しかし、天井が崩れ、地面からも雑草が伸び放題になっているのでそう感じたのだ。
 その証拠にまわりにはまるで大切な物を守護するようにいくつもの柱が美しく立ち並んでいる。

 「あれを・・・」
 シルフィリアが優しく指差した先・・・そこには小さな噴水があった。
 ちょっとした井戸程の大きさの噴水なのだが、水の流れはチロチロと綺麗な音を立てて涼やか、かつ穏やかに流れている。
 
 そして、その噴水の頂上。ちょうど胸ぐらいの高さにそれは安置されていた。

 サイズを合わせて作られたピッタリの台座に固定されて置かれた拳大の宝石。水と太陽の光を反射して美しく7色に輝くそれにファルカスもしばし目を奪われる。

 「これが“水の証”です。」

 シルフィリアが優しく唱えた。

 「これが・・・」

 ファルカスの顔が驚愕に染まる。”水の証”の説明はシルフィリアから聞いたが、これがあの魔力を無限蓄積できる究極の魔法石・・・
 「って、あんたこれを探しに来たんじゃないのか!?」
 「 ? ・・・誰ですか、そんなこと言ったの? これは元々聖蒼貴族である私達の持ち物ですよ? 」
ってことはそもそもがサーラ達の勘違いということか・・・あ〜・・・なんかもう・・・あ〜・・・。

 しかし・・・これが・・・・
 目の前の宝石を瞳に写しながらファルカスがうっとりとした表情をする。

 「トレジャーハンターとして欲しくなってきましたか?」

 シルフィリアがクスリと微笑んだ。
 「い!!いや!!そんなつもりは!!」
 まあ、ありまくったりするわけだが・・・
 「でも、これ単体ではなんの効果も発揮しませんよ。これを作動させる為にはもう一つ必要なアイテムがあるんです。」
 「もう一つ必要なアイテム?」
 「そう・・・言うなれば、この魔力を使いこなせるだけの力を持つ杖が必要なんです。」
 「杖・・か・・・」
 言われてみれば確かにそうだ。小説を書くために、いかに良質で大量のインクがあろうとも、ペンと紙が無ければそのインクはなんの意味も成さない。大量の水があってもそれを溜めておく貯水池が無ければ水は流れてしまう。
 つまりは必要なはずだ。ペンと紙に当たるツールが・・・貯水池に当たる活用地が・・・

 「これを見ていただけますか?」

 ファルカスが水の証に見惚れていた隙にシルフィリアはその場から離れ、少し離れた地面の一点を指差した。
 ファルカスもそちらへと足を運ぶ。

 「これって・・・・」

 そこにあったのは一枚の石板。古代ラズライト文字で記されているが、そこはトレジャーハンターのファルカス。なんとか読めないこともない。
 「えと・・・『租は我らが盟約と共に・・・租は悦楽、祖は快楽、祖は威力、祖は幻影。故に我を以って奏でよ。魂が旋律を、汝が望みし魔術の形を』・・・・ってなんだこりゃ・・・」
 「そうですね・・・言っても問題ないでしょう。」
 
 シルフィリアが苦笑いする。
 「インフィニットオルガンってご存知ですか?」

 その口から発されたその名前。確かそれは・・・
 
 「あの大聖堂にあるバカでかいパイプオルガンのことか!?」
 「ええ・・」
 「でも、あれとこれと何の関係が・・・」
 「“インフィニットオルガン”が“水の証”の魔力を利用して稼働する究極のスペリオルだって言ったらどうします?」
 「はぁ!?」
 
 「インフィニットオルガンはその鍵盤一つ一つに魔法の言語(マジック・ワーズ)を書き込み、指定された曲を演奏することでありとあらゆる魔術を莫大なる威力で使うことができるスペリオルなんです。」
 
 「スペリオルっておまっ!!あんなデカイスペリオルあるのか!?」
 「大きさだけで言うなら、ジェンキンスという魔法使いは動く城のスペリオルを作ったという話を聞いたことがありますよ。問題なのはその威力。インフィニットオルガンはその名の通り、魔力次第で無限の威力を発揮できる最強のスペリオル。そんなモノが悪しき考えを持つ者の手に渡ることがあれば・・・」
 そこまで言ってシルフィリアが口籠る。
 が、それ以上言わなくともファルカスにも十分脅威は伝わってきた。
 
 インフィニットオルガン。つまり、それは世界最強の魔法の杖と同意義だ。しかし・・・
 
 「でも、その魔力はどうする? そんな莫大な魔力、そう簡単に集めることはできな・・・・・・」
 そこまで言ってファルカスは先程自分が立っていた場所を見つめる。
 「なるほど・・・それが”水の証”か!!」
 「その通り。水の証は“インフィニットオルガン”の云わば燃料タンクなんです。しかも、現在、その水の証は約4000年分の魔力を蓄えている。その蓄えられた魔力の総量は・・・」
 シルフィリアはそこで言葉を切るが、これも言うに値しない。
 言ってしまえば火山を噴火させる程・・・いや、それ以上。
 下手したら世界全土に雷を落とすことだって可能だろう。
 インフィニットオルガンの究極の魔力と水の証の無限の魔法力。
 「確かに誰かの手に渡れば脅威だな・・・」
 「渡せない理由が分かりましたか?」
 シルフィリアの言葉にファルカスも頷くしかなかった。






 「さて、今後の方針について話をしましょう。」
 今までの湿った空気を一変させるようにシルフィリアが明るく言う。

 「これから私は市街地に行こうと考えてます。」
 
 「は!?」
 
 その言葉にファルカスは耳を疑った。
 「馬鹿かお前!!そんなことしたら魔道学会の格好の標的だぞ!!サーラが言ってた通り、何か知らないけどあんたには窃盗と窃盗未遂の容疑か掛かっている!!きっと魔道学会の諜報部がウロウロしてるはずだ!!それなのに市街地に出る!!そんなの『見つけて下さい』って言ってるようなもんだぞ!!」
 必死に形相のファルカス。しかし、その熱とは裏腹にシルフィリアは至って冷静だった。
 
 「言ってるようなもん・・ですか・・・」
 
 「ああ!!魔道学会を甘く見るな!!平均超え魔道士が当たり前のように居る場所だ!!そんな奴らに向かって喧嘩を売る気か!!また体濡らされて無能になるのがオチだぞ!!」
 「無能とは・・・ずいぶんな言い草ですね・・・」
 それを聞いたシルフィリアがアハハと笑う。
 だが、ファルカスにしてみれば全然笑えない。最初、シルフィリアの言葉を聞いた時、正直頭がおかしくなったんじゃないかとも思ったが、どうやら冷静なようだし・・・
 「それとも何か策でもあるのか? 」 
 もう怒る気もせず、呆れたように呟くファルカス。
 「策と言える程のものではありませんが・・・それなりに考えはありますよ?」
 「ほう!?どんなだ!!」
 どうせ大したこと考えてないだろうと思い食ってかかるファルカス。
 「先程、ファルカスさんは言いましたね。『言ってるようなもん』だと・・・」
 「ああ!!」
 「『ようなもん』ではありません。正直、言ってるんです。」
 「ハァ!?」
 ついに壊れたか?と思うファルカス。
 「何考えてんだ!!」
 「このまま隠れていても状況は悪くなる一方です。魔道学会が私を捕える為に動いていることが分かった現在、警備の目は日に日に強くなって行くでしょう。そうなれば、私が目的を果たす為の障害はさらに増えます。なれば、こちらから出向き、まず魔道学会を潰します。私の目的の為に・・・」

 「・・・・・・」

 唖然とするファルカス。
 そう・・・確かにその通りだった。
 シルフィリアの言う通り、このまま居ても状況は悪くなる一方。
 さらに懸賞金でも掛けられようものならそれこそ街中が敵となってしまう。
 ならば、こちらから出向いて敵を討つというのはそれほど悪い考え方では無い。
 しかし・・・・・・
 「この状況下でそんなことを考えられるって・・・あんた一体何者だよ?」
 「別に大したことはありません。ただの”幻影の白孔雀”ですよ・・・ただの・・・。」
 なるほど・・・幻影の白孔雀の名は伊達では無いということか・・・
 でも、そういう策を使うということは・・・
 「もう一つ聞いていいか?」
 
 「何なりと・・・」
 
 「あんたの目的さ・・・」
 
 シルフィリアが口籠る。
 「私はただ・・・“水の証”を守れればそれで・・・」
 
 「ウソだな・・・」
 
 ファルカスがはっきりと断言した。
 「ただ水の証を守りたいだけなら、ここに引きこもってればいい。なのに、あんたは敵に自ら立ち向かうことを選択した。つまり、それ以外にも何かしらやらなきゃならないことがあるんだ。いや、”水の証”をオボロに任せている事を考えると、あんたにとっては隠してる目的の方が重要と見た。」
 シルフィリアの顔が苦くなる。

 「あまり勘が鋭いと嫌われますよ・・・。」

 その言葉がそのまま答えになった。間違いない。先程自分が言ったことは全て当たっている。
 
 「シルフィリア・・・一体何を隠してるんだ? あんた程の人が・・・”幻影の白孔雀”が動かなきゃならない程のことって・・・」
 
 「・・・・・・」
 
 「答えてくれ・・・シルフィリア・・・」
 シルフィリア程の人間が隠している秘密の目的・・・もしかしたら世界の破滅に関わることかも知れない。そう思うと居ても経っても居られなくなってきたファルカスは堪えられない気持ちを抑えながら言葉を吐き出す。。
 それに対し、しばらくの間はあったモノの、ついにシルフィリアが折れた。
 フーと長い溜息をつき、仕方なさそうに話す。

 「取り戻さなければならないモノがあるんです。」

 「え!?」
 
 その言葉はあまりにもあっけなく口にされた。

 「それは・・・その・・・世界の安全に関わるようなことか?」
 「いいえ・・・世界とは一切関係ありません。」
 
 え?世界の崩壊は?そんな疑問がファルカスの頭を混乱させ、頭の上に“?”マークが山積みの状態になる。
 
 「じゃあ・・取り戻さなければならないものって・・・」 

 ファルカスの言葉にシルフィリアはポケットから一枚の紙を取り出し、ファルカスに渡す。
 一応綺麗に折りたたまれてはいるが、一度グシャグシャにしたのか無尽蔵の皺が刻まれていた。さらに、水か何かを零したのか紙自体が一度湿気を含んだようにゴワゴワとしている。そのため、書いてある文字を解読するのに一苦労だった。
 
 「アレを返して欲しくば、3日後にフロート公国フェナルトシティまで来い。取引の方法は追って連絡する。」
 
 文面が拙く、学が無い人間が書いたことが丸わかりな代物だったが、それでもそれが脅迫状であることは明白だった。
 「”アレ”ってのは・・・」
 
 「私にとって・・・この世でいちばん大切な物です。」

 その時のシルフィリアの瞳は印象的で、二度とファルカスは忘れることができなかった。
 一言で言うのならそう・・・怒りや憎しみや悲しみなど・・・負の感情で満たされつくした瞳。心のザワザワとした動揺を隠せない瞳。



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